Boox nova 2が発売 気になる性能・proからの変更点は?

E-inkタブレット界のイノベーターであるOnyxから、Booxシリーズの7.8インチモデルNovaに新しくNova 2が発売されました。

7.8インチE-inkタブレットの特徴として、
「読書目的なら、軽さ・大きさともにベスト」
「執筆やノートとしても、ある程度こなせるサイズ
「10.3インチと比べて、価格がかなりお手頃」
などがあります。

その7.8インチサイズの新型であるNova 2、は気になっている方も多いのではないでしょうか?

個人的な感想としては、使う人間の立場に合わせたとても良い端末です。動作速度を中心に、前のモデル Nova pro にあった不満点が大きく改善され、1つ上のサイズ Note 2 に対しても役割がはっきりしています。

公式動画&性能比較

BOOX Introduces a new 7.8" E Ink Tablet Nova2

スペック比較

Nova 2の購入を考えている方にとって、候補になるだろう端末と比較してみました。

性能/モデル名 Boox poke pro Boox Poke 2 Boox nova 2 Boox note 2 Boox Max 3
ディスプレイサイズ 6 6 7.8 10.3 13.3
チップセット(CPU) 1.6Ghz 2.0Ghz 2.0Ghz 2.0Ghz 2.0Ghz
メモリ 2GB 2GB 3GB 4GB 4GB
ストレージ 32GB 32GB 32GB 64GB 64GB
USBタイプ micro micro USB-C(OTG) USB-C(OTG) USB-C(OTG)
音声関係 マイク マイク/スピーカー マイク/スピーカー
指紋認証
Androidバージョン 6.0 9.0 9.0 9.0 9.0
参考価格 25,704円 20,454円 36,600円 59,000円 92,500円

Nova 2はNova proの正当進化だが……

ノートや読書を中心に、どちらかといえば趣味向け・よりライト層をターゲットにしたモデルに仕上がっています。性能・価格の両方が理由です。
proモデルの時とは違い、1つ上のサイズ Note 2 に対して、役割の差がはっきりしています。

・電子書籍/ 手書きノート / テキストの作成・編集 / ブラウジング・SNS・メール/
こういった用途であれば、1つの端末で不満なくこなせるだろうということは同じですが、Nova 2 は無理に高性能・高機能を追わなかった点に違いがあります。

Nova 2の主な変更点

CPUの性能は向上 2.0Ghzに

既に発売されているNote2やMAX3同様に、Novaも2になってCPU性能が大幅にアップしました。同じQuadcoreですが、その周波数は1.6Ghzから2.0Ghzにアップグレードしています。

「たった0.4の違いでしょ?」というわけではありません。明確に読み込み速度の違いが体感できるはずです。

たとえば、E-inkタブレットにとっては、ブラウジングも読書みたいなもの……とはいえ、この観点からすると、1.6GhzのCPUというのは、結構ぎりぎりな部分があったんですね。

確かにE-inkタブレット自体、ゲームをやるものではないので、高性能なCPUは必要ないです。そういう意味では、ブラウジングやSNSは、旧モデルでも使えるレベルではあったのですが……。

「記事を読んでいたら、後から画像が出てきて、それまで読んでいた場所が分からなくなる」など、ユーザーとしては不満のある部分もあったんですね。

処理能力と考えるよりは、読み込み速度の改善と考えると、今回のCPU能力の向上は、ユーザーにとって嬉しいアップグレードになることは間違いないでしょう。

更新が10%向上、Wi-fi使用時の消費電力を60%削減

Booxを販売しているOnyxによると、単純な処理能力の向上だけではないようです。
特に、更新の速度とwi-fi使用時の消費電力減少は大きいといえます。

電子書籍と比べると意外とバッテリー持ちの良くないE-inkタブレットなので、消費電力にアプローチしてもらえるのはクリティカルなアップデートといえます。

メモリは3GBに向上

MAX3やnote 2が4GBであることを考えると、少し劣る感があるのはいなめません。

問題なのは、E-inkタブレットにおけるメモリが、実際のところどれくらいの性能になってくれるかということですが……。

・1GB
まともに動作しないと思います。起動しているだけで、大体1GBほど使っているからです。

・2GB
必要最低限のメモリです。E-inkタブレットの第一世代型のメモリが2GBでした。

・3GB
多少なりとも余裕が出てくるのは、3GBくらいからです。Nova 2に求められる「読書を中心とした目に優しい端末」という意味では、3GBあれば大きな不満はないのかもしれません。

逆にいうと、作業用端末としてE-inkタブレットを考えている方は、Boox note 2を買った方がいいともいえます。メーカーとして、読書がメインなのか作業がメインなのかをはっきり分けてくれている点は、素直に高評価していいのでは、と思います。

一方で、ストレージは32GB据え置き&SDカードなし

この点が一番、人によって評価が分かれるところかもしれません。BooxシリーズはSDカードが使えないので、本体のストレージが全てになるからです。

なぜ評価が分かれるのかというと、たとえば……。

32GBのうち、OSとアプリで最低10GBは見積もっておくと無難です。そう考えると、実際にストレージとして使える容量は約20GB

PDF形式の場合、漫画で考えると、100冊で大体5GBなので、400冊くらいは入れられるという感じでしょうか。

小説の場合だと、ファイルがePubやtxt形式なら、それよりもはるかに少ない容量で済むので、ストレージ容量は気にしなくていいでしょう。

雑誌の場合は、一冊で100MB以上使ったりしますが、そもそも大量に雑誌を入れる人はいないので、これも気にしなくていいでしょう。

そう考えると、32GBというのは、電子書籍端末としては十分な容量といえます。

ただし、容量の重いアプリを複数入れると32GBはとたんに心許ない容量になってしまいます。

たとえば、ソーシャルゲームなどは1つで1〜5GBほど使います。

また、ライターの場合で言うと、なんだかんだで入れているMicrosoft Wordやブログのアプリ版Wordpressがけっこう容量を使います。 アプリそのものというよりも、アプリで扱うデータが意外と重いんです。

USB-C OTG対応に

詳しくは、note 2の記事を読んでみてください。

USB-Cは耐久性に貢献してくれるのでありだと思います。また、OTGについては、PCの外付けデバイスをそのまま使うことができます(USB-Cハブは必要)。

特に、ブログや小説の執筆などでテキストの作成をやるときに、パソコンの外付けキーボードを差し替えるだけで使える、というメリットはとても大きいです。

外見的な変更はほとんどない

本体はもちろん、スタイラスペンについても変更はないようです。

7.8インチということで読書目的として気になる部分ですが、重さは285gです。ということで、E-inkタブレットとしては軽いといえます。

もちろん、ディスプレイパネルのサイズごとに、大体の重さは自然と決まるので他の機種と比べてものすごく軽いということはないのですが、Kindleなどの専用端末と比較しても、手に持った時にそれほど重くないということが大事なんですね。

 気になる価格・購入方法は? ——約37,000円

2020/05追記:Amazonでも販売が開始されました。

基本的に最安値であることが多い公式ショップでは、$339.99で売られています。

日本円にすると、執筆時点のレートで約37,000円です。

これは驚きの価格です。

手書きノート機能を持ったE-inkタブレットの最安値が大体27,000円なので、そこに1万円加えるだけでBooxの最新型7.8インチが手に入るというのは、かなりお買い得感があるからです。

ちなみに公式ショップですが、海外発送ということで少し時間はかかる一方、(執筆時点で)送料はかからないので、少しでも安く買いたい方にはとてもおすすめできます。

価格比較 Amazonと公式

Boox nova 2 Amazon価格

Boox Nova 2 公式サイト価格

Nova 2 の日本円価格換算

Amazonが39,800円であるのに対して、公式サイトは、約36,500円です。

公式サイトの方が3千円ほど安いので、公式をおすすめします。使い方は下の記事を読んでみてください。

Booxシリーズを安く買うには?  とにかく公式がおすすめ

前のモデルNova Proはディスカウント

値下げで、289.99$に

日本円にして、約31,000円です。公式サイト価格で比較すると、新型のNova 2 に対して、だいたい6千円くらい安くなっています。

海外レビュワーの評価は?

出足の早い海外通販などから、調べてきました。USアマゾンでもまだ販売されていないので、そちらのレビューはありません。

AliExpress

まだ販売されて日が浅いので、レビューの母数は少ないです。なので、さすがに5.0からは、少し下がるかなと思います。

とはいえ、今回のNova 2は価格・性能という点で、7.8インチに求められるE-inkタブレットとして、とても高いレベルでまとまっています。

信頼性についても、Booxというブランドそのものに信頼があるうえ、nova proからのアップグレード版ということで、買い換えたとしてもとまどうことはないと思います。

ちなみにですが、AliExpressでBooxを買う場合は、悪質な出品者がいるので注意してください。
公式と同じ商品紹介で価格も同じ……かと思いきや、「配送料いくらだよ!」という商品が売られています。

Amazon(海外レビュワー含む)

やはりというのか、かなりいいようです。全体的に価格の安さと動作速度の向上が高評価なようです。

まとめ nova 2は読書メインの端末

Novaシリーズの流れとしては、Nova(無印)→Nova pro →今回のNova 2ということで、今回のNova 2は実質的には3世代目にあたります。

とはいえ、全く新しい試みというわけではなく、すでに発売されているBoox Max 3、Boox note 2などから、CPUなどのスペックをある程度受け継いだ7.8インチバージョンという位置づけです。

何が言いたいかというと、Nova 2はすでに十分な信頼がある端末ということです。

価格としても、3万円台というのはかなり手頃で、PCやスマホに対するセカンド機としても許容できる値段です。

それでいて、一般的なタブレットに対してよく聞かれる「パソコンでいいじゃん、スマホでいいじゃん」という位置づけにはならないE-inkタブレットの魅力をきちんと持っている点は評価が高いです。

E-inkタブレットの主流はあくまで10.3インチですが、逆に言えば、価格・性能ともに手に入れやすい・使いやすいものとしてまとまっている印象です。
(そもそも、E-inkはディスプレイパネルがすごい高いんですよね)

総評としては、かなり良い製品だと思います。